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作成準備
作成準備作業
マニュアルの作成のため、先進的な企業のマニュアルをコピーたり、なかには数百万円も支払マニュアルを購入するケースなどもあるといいます。しかしながら、前述したように本来マニュアルは、『経営理念の具体化』『最新ノウハウの集積』であり、他社のそれを参考にしたとしても、そのまま自社のマニュアルとすることは経営理念を無視してしまうこととなりますので、多くを社内で積み上げ作成して行かなければなりません。
外部専門家任せの作成による問題点
- マニュアル作成のノウハウが社内に蓄積されない
- 作成後、社内での改定・維持管理が難しい
- 自社の技術・ノウハウが洩れる可能性がある
- 企業特有の仕組みや社風の理解され難い(無視される可能性がある)
- 多額のコストが必要となる
- 自社に適した、業者の選定が難しい
マニュアルは、それぞれの部署ごとに任せて好き勝手に作成してしまったならば、方向性がバラバラで統一感の全く無いものとなってしまいますので、実際の作成作業に入る前には、準備作業が必要となります。
まず、マニュアルの作成を行うには担当者を選任しなければ始まりませんので、担当者(責任者)を決めます。準備作業はこの担当者が中心になり進めて行きます。
マニュアル作成準備作業 例
- 現状把握
- 全体の構想
- 推進委員会(プロジェクト)の設置
- 構成メンバーの教育
- マニュアルの体系化
- 優先順位・役割分担の確定
- スケジュールの作成
- 形態・文体の統一
- フォーマットの設定
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