内部統制入門Navi » 業務改善 » マニュアル化 » 人事考課
人事考課
マニュアルと人事考課
人事考課に組み込む
マニュアルの習得度をベースにした、人事考課システムを構築することは、マニュアルの活用や浸透に大きな効果があります。
人事考課にマニュアルの習得を組み込めば、否応無くマニュアルを使わざるを得なくなりますし、マニュアルが活用されることで、経営理念に沿った企業運営・体質に近づけることができます。
適正な評価制度を設ける
人事考課にマニュアルの習得が組み込まれたとしても、適正な評価制度ががなければ、逆効果になる可能性もあります。
マニュアルを習得したことに対する、努力や成果を適正に評価され、それが昇格・昇給につながるシステムが構築されているならば、更なる習得意欲につながり、サービスや品質も向上します。しかし評価制度がなかったり、評価基準が曖昧だったりすると、逆にやる気や向上心を削いでしまう可能性もあります。
人は、評価の成果が昇格や昇給だけではなく、習得したことや努力が評価されることが、次への習得意欲へとつながるのです。
定期的な監査
マニュアルを習得し成果を得たとしても、月日が経つと疎かになってしまうのも人の常です。マニュアルの課題が徐々に高度なものへと移りそちらに力を注ぎ、また忙しさにかまけて、いつしか身に付けた手順は『自己流の簡略方式』となっている。
マニュアルを習得させ実施させることも大変ですが、これらを習慣づけ維持することもまた一苦労です。そのための方法として、推進委員・上長・内部監査部門・監査役などによって、定期的なチェックを行ないます。
これらを繰り返すことによって、マニュアルの内容が習慣化され、もし近くにマニュアルに反することをしている者がいたならば、他部門からのチェックを受けずとも、同僚や隣の者との間でお互いに注意し合うような社風が築かれるのです。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.internalcontrol-navi.com/mt/mt-tb.cgi/803