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社内規程
社内規程と業務改善
社内規程とは
社内規程は、会社が組織的に運営されるために必要なルールを明文化したものであり、多くの人々が集まり共同して生産や販売行動し利益を追求する集団を、秩序ある組織とするためには、行動の『よりどころ』として不可欠なものです。
作成と業務改善
社内規程は、自社の規模・業種等に合わせ、現状を分析し、作成または改訂を行ないますが、大事なのは現状をそのまま規程とするのではなく、あるべき姿を描き、それを規程にして行きます。従って、作成または改訂の際には、実態もあるべき姿にするために、問題点の業務改善も行なう必要があります。
改訂
環境に応じた改訂
社内規程は明文化されたルールと言えども、固定的・硬直的にとらえるのではなく、企業を取巻く環境の変化や業務拡大などの要因から、それらの変化に必要に応じ、新たな社内規程の作成や改訂を行なわなければなりません。
体系化
改訂や新たな規程の作成を繰り返し、その数も増えて来ると、規程間での重複や矛盾なども発生し易くなります。これらを無くすために、体系化し、各規程の関連性を明確にすることが必要となります。
- 体系化 例
区 分 | 名称.チェックポイント |
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基本経営 (会社運営の基本的事項) |
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組織権限 (組織や業務およびその権限) |
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人事労務 (社員の処遇や服務ルール) |
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業務管理 (業務遂行上の規則) |
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総務関連 (総務および関連事項) |
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機動性の考慮
業務をより効率的に行うために、企業は業務改善を行ないますが、その過程で社内規程やマニュアルの改正が必要になる場合があります。通常、社内規程の改訂には取締役会での承認が求められますので、改正の頻度が高い項目については、マニュアルで明文化し、その裁定権者を部門長とするなどし、改正の機動性を考慮する必要があります
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