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改善ポイント

トップマネジメント

 業務改善をスムーズに行うには、経営陣からの強い支持が必要となります。業務改善を実際に始めると、改善に消極的な人の存在や現場からの強い抵抗に合います。業務改善をスムーズに進めるには、担当者が現場の人達に改善の目的やその効果を話し、十分に理解してもらうことと共に、改善の『御旗』としてトップからの強いメッセージが、現場からの積極的な協力を得るための条件となります。

 また今回、内部統制が義務化され、経営陣はその整備が求められていという側面もありますが、もともと業務改善やITシステム導入の必要性等の認識は、下からの突き上げるものではなく、経営陣の責任と言えます。

 

担当スタッフ

 業務改善を行うに当たり通常プロジェクトの立上が必要となります。人員数やコスト、改善規模の大きさなどの状況に応じ、一時的に各部署からの人員を選出、新たに専門部署を設ける、外部コンサルタント等に依頼する、などがあります。
 組織体系はケースにより様々となりますが、その担当スタッフには一般に次のような能力が求められます。

経営や対象業務に対する広い知識
業務分析のノウハウと経験
プレゼンの能力

 担当スタッフは、調査や改善案の実施おいて、多くの人との面接による聞き取りや改善案の説明が必要となります。業務改善には知識や分析能力が、優先されがちですが、実施に際して現場とのやりとりで、プレゼン能力や交渉力、現場との信頼関係が大変重要となります。
 業務知識や分析力のある人は、えてして技術屋的な面があり、プレゼン能力に欠けているケースがありますので、スタップの長としてその面を補うような人材を選出するなどの配慮も必要です。

業務改善,内部統制

 

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