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KJ法
KJ法とは
KJ法とは、一見まとめようもない複数の多様な情報や意見を、類似性や共通性のあるもの毎にグループ化(統合)をし、これを繰り返すことで新たなアイデアや意味を発見する技法です。『KJ』とは、考案者である文化人類科学者 川喜田二郎氏のイニシャルによるものです。
KJ法の作成手順
Step1
情報や意見を、できるだけ多くの角度から集め(現場からの意見や書籍からの情報等)、それらを、最小限のセンテンスに分解し、ひとつひとつ『紙切れ(ポスト・イット等)』に書き写していく。
Step2
『Step1』で作った『紙切れ』をグルーピングし小グループをつくる。そして、そのグループ毎に本質を衝いた『表札』をつける。更に、中グループ、大グループとグルーピングを繰り返し、最終的には10グループ程度にする。なお、このグルーピングの際どこにも属さない『紙切れ』(一匹狼 という)は、無理にグループ化をしない。
- 集めた情報や意見を並べる
- 小グループにし、それぞれ表札をつける
- 更に、中・大グループにし、それぞれ表札をつける
Step3
グループ分けができたものを模造紙の上に置き、表題を読みながらそれぞれの関連性をイメージしストーリーを考えながら配置する。配置が決まったならば、矢印や記号等で関連性を描く。
その後、各グループ毎に大→中→小と展開し、それぞれ同じように関係性を描く。
- 配置をイメージする
- 矢印や記号等で関係性を描く
- 各グループを展開し、関係性を描く
Step4
関係図を基に文章化を行う。ただし『Step3』の図解のほうが、発表・解説し易い場合も多々あり、手間も掛からないので文章化を省くケースもある。
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