内部統制入門Navi » 業務改善 » 業務改善の進め方 » ブレーンストーミング
ブレーンストーミング
ブレーンストーミングとは
ブレーンストーミングとは、数人のグループで集まり各人が、自由奔放に固定概念を意識せず、テーマや目的に沿った意見を出していく手法をいいます。
発言内容については質を意識せず量を重視するため、他のメンバーの意見に対し批判や反論をせず全ての意見に便乗し、各人が発言しやすい雰囲気を作り出します。改善案のアイデアを考える際などには、今までの『見方・考え方・やり方』の固定概念にとらわれない、自由な発想が必要となりますが、このようなアイデアは、批判や否定が行われる中からは生まれ難くなってしまいます。
また、集まる人数か多くなリ過ぎると、発言者が偏ったり、発言をためらう人、他人任せになってしまう人(考えない人)も出てくるので、通常は3~7人程度で行う。
一般的なブレーンストーミングの原則
- メンバーの発言に対し批判をしない
- 多種多様な意見を出す(質より量を重視)
- 自由奔放に発言を行う
- 他のメンバーの意見に便乗する
アイデアを出し合うことと、プレゼンのように発表することは違います。先ず選択肢のアイデアを出し合うことが必要ですから、出し合いながら『選択する』ことを考えてはいけません。気がついたら、アイデアを批判し合っているようなことになって、ブレーンストーミングが崩壊してしまいます。
会議には『拡散』と『収束』のプロセスがありますが、ブレーンストーミングは『拡散』で、アイデアを出し尽くすプロセスですので、『収束(選択)』と混同しないよう心掛けるようにしなければなりません。
ブレーンストーミングの欠点
批判を禁じるのでアイデアが発展しない
終始批判を禁じているため、アイデアの追加や修正が行えない。また、自身のアイデアがどれほど理解されているのか不安を抱く。
解決策として、発言者の補足説明と共に、他者からの意見を聞く時間を別途に設ける。
発言者が偏る
いくら少人数で構成されても、自由に発言させた場合、発言者が偏る場合がある。
解決策として、順番に発言させたり、ポストイット等を事前に配布し、無くなるまで発言をさせる。また、題材を知らせ『手ぶら禁止』とし、アイデアを持ち寄るようにする。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.internalcontrol-navi.com/mt/mt-tb.cgi/779