会社法や金融商品取引法(日本版SOX法)で求められる、内部統制システムの概要・構築(フローチャート・内部監査・文書化等)の解説サイト

現状分析

現状分析とは

 現状分析とは、現状業務がどのように行われているかを的確に把握し、調査の事前準備において想定した課題点や改善方法の検証、同業他社の基準値などとの比較検討を行うことです。
 現状分析が効果的に行えるか否かは、前項である『事前準備』の出来如何だといえます。準備もせず、闇雲に現状分析を行ったとしても、課題点はなかなか発見できませんし、基準値等(資料)がなければ是非の判断も行えません。『現状分析をすれば何かあるだろう』というものではありません。
 現状分析には、十分な事前準備をしてからの実施が必要です。

 

現場情報の選別

 現地でのヒアリング等により、対象業務の担当者から課題点やニーズの情報を得ることは、業務改善において大変有効的な手段と言えます。なぜなら、その業務の課題点や改善方法は、日々その業務を行っている人が一番詳しいからです。
 ただし、これらの全てが有効な情報ではなく、中には個人的な不満や要望だったり、改善目標と関係のないものもありますので、全て鵜呑みにするのではなく、自身の目や耳で確認するなどの情報の選別が必要です。

業務改善,現状分析

 

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