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業務改善
業務改善とは
業務改善とは、日常業務をより効率的・効果的に行うために、手段や方法を工夫し変えてゆくことをいいます。具体的には、帳票設計をし直し不要項目の削減や記入順序の並び替え、帳票書類のフローを見直し迅速化、ムダを省くことによるコスト削減、、ITの利用によるスピードアップおよびケアレスミスの防止、不具合箇所や危険箇所の改良や修正により事故予防や製品品質向上などで、人・物・規程・風土等、企業におけるあらゆることが改善の対象となります。
改善は一歩づつ
SOX法は企業改革法ともいい、政治でも社会保険庁・道路公団改革、地方改革と、近年『改革』という言葉がもてはやされていますが、トヨタ自動車の前社長の張氏は、うちはあくまで『改善』だといわれます。10から100にするのではなく、日々の『改善』努力により10から11、12、13と積み上げてゆく。急激な変化は、反発をかい落伍者を生みかねません。また経営者がいくら声高らかに、『改革・改新』を叫んでも全従業員が、その気にならなければ前に進みません。
一気に、理想的な状態に持っていくことは必ずしも適当ではなく、各企業の現状や投入できる資金や人材、時間等を考慮したうえで、適切な目標とスケジュールを立て、取組むことが必要です。