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在庫管理
在庫管理業務とは
在庫管理業務とは、購入した材料や商品の在庫分を、それらが使用または販売されるまでの間、管理保存する業務です。一般的に、短期間で入出荷され扱う品種やその数も多く、これらの業務が効果的・効率的に整備されていなければ、紛失・盗難・記録ミスなどが多発し、不良商品や滞留商品、過剰在庫などを多く抱え、企業の財政状態を悪化させる可能性が生じます。
管理・棚卸
フローチャート例
内部統制の構築ポイント
在庫管理
- 材料や商品の実際の移動と受払記録の処理を連携して行う
- 受払記録と会計データを一致させる
- 返品された商品等の管理手続きを明確にする
- 陳腐化・不良品等により、廃棄する場合の手続きを明確にする
- 在庫品の品質保持・防犯・防火等に対する処置を行なう
棚卸
- 実地棚卸を定期的に行い、実際の個数と帳簿上の個数の差異の有無を調べ、差額が発生した場合はその原因も調べる
- 陳腐化等により通常の価格で販売が出来なくなった商品等で、会計上の評価損を計上する場合の基準を設ける
- 不正の防止のため、業務(在庫管理担当、実地棚卸担当)を別々の担当者とし、牽制させる
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