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給与計算
給与計算業務とは
給与計算業務とは、従業員の月々の給与を諸規程や勤務実績に基づき、算出、支払を行う業務です。給与計算業務が整備されていない場合、故意による勤務実態の改ざんや架空従業員への支払、入力ミスによる給与額や税額の計算間違えなどが発生する可能性があります。
給与計算
フローチャート例
内部統制の構築ポイント
給与計算
- 新入社員情報、社員情報(住所・振込先口座・異動・昇給・退職等)に変更があった場合の、手続きを明確にする
- 事前入力可能なデータは、給与計算前に入力を済ませる
- 勤怠報告書は、上長確認を設けるなど複数回のチェック体制にする
- 架空従業員への支払を防ぐため、定期的に勤務報告書やタイムカードなどと照合する
- 給与台帳は、転記ミスや転記漏れを防ぐため、複数回のチェック体制を設ける
- 労働時間・割増賃金等に関する法令を遵守する
給与支払
フローチャート例
内部統制の構築ポイント
給与支払
- 支払データ転送前には、上長確認を設けるなど複数回のチェック体制にする
- 『支払伝票』と実際の支払データ(ネットバンキングや預金通帳等)の数値が一致しているかを確認する
- 不正の防止のため、業務(給与計算担当、給与支払担当)を別々の担当者とし、牽制させる
- 各担当者は定期的に変更を行う
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