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業務フローチャート

フローチャートで現状把握

 内部統制システム構築にあたり、先ず現状を把握しなければ、リスク要因や改善項目は見えてきませんので、現状のフローチャートを調査し明らかにする必要があります。そこからどの工程時に、ミスや不正等のリスク要因があるかを検討して行きます。
 通常、現状の把握には、実際に現場に足を運び『見る』『聞く』などにより行われ、これらの結果を何らかの形で記録する必要があります。この場合、文章よりも図表で作成する方が、他の利用者の理解度や多目的への利用度(マニュアル・問題点の洗出し)でも有利ですので、図表(フローチャート)での記録が一般的です。
 フローチャートの作成方法には、いくつかありますが代表的なものとして、産能大式やNOMA方式があげられます。

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現状調査でのポイント

工程は、なるべく詳細に書き込む
例外処理がある場合は、その処理方法・発生率・原因も記載する
ヒアリングの際は、現場担当者から日頃考えている問題点等も聴取する
使用されている全帳票も集める(集める帳票は、未使用のものではなく実際に記入されている帳票の方が良い)
ヒアリングの結果はその日のうちに清書する

 

 内部統制システム構築において、重要なフローチャートとしては『販売管理』『生産管理』『購買管理』『在庫管理』『資産管理』『人事管理』などがあげられます。
 これらのうちいくつかの項目について、各フローチャート例と内部統制構築ポイントを以下の区分ごとに記します。
 なお、フローチャート図については、NOMA方式で作成しております。

 

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