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内部統制の構築
内部統制は全ての企業に必要
内部統制が義務化された中、上場企業や大会社等が様々な取り組みを行なっています。特に、金融商品取引法(いわゆる 日本版SOX法)が、財務報告に関する業務範囲の内部統制を義務付けているため、不正会計や粉飾決算の防止を目的に、取引の流れや会計処理過程の業務フローの見直し及び、そのマニュアル化等を中心に進められています。
一方、会社法で義務付けているのは、取締役の執行業務及び業務全般に関してになります。現実に、不祥事は企業内のあらゆるリスクを原因として発生していますので、不祥事を防ぐには、財務報告関連の内部統制だけでなく業務全般に渡ったリスク分析が必要となってきます。
また、企業不祥事の防止やリスク管理となれば、義務化はされていませんが、未上場企業や中小会社においても、システム構築の積極的導入を検討すべきでしょう。なぜなら、どのよな規模の企業でも、消費者や得意先等(ステークホルダー)の信用を失ってしまえば、社会的存在意義がなくなってしまうからです。